研修の委員会が社内オフィシャルになったこと

今年を振り返ってまず印象的だった出来事は、 弊社の研修の委員会が社内オフィシャルになったこと。

うちの会社では総合職採用の形をとってはいるものの、 配属前の研修で全員に開発をやってもらう研修がある。 ここの研修を契機に、通期の研修を運営する研修委員会が発足した。

私が入社したころからも、配属前研修があった。 それから配属になって、開発... なに... それ..... 状態で苦し紛れにお仕事をしながら、 未経験の人が、開発のことを「たのしい」って思える最初のきっかけづくりをしたいとおもって 入社翌年から配属前研修の講師をずっと続けてきた。 この頃は研修の講師はほぼボランティアみたいなもので、 やってもいいけど評価は載せないよ?って部署もあった。 幸い自分の上司はほとんどが評価してくれる人たちだったので、ありがたく続けさせてもらっていた。

年々研修を続けて、研修を受けた側の皆さんがだんだん 「講師やりたいです」 って言ってくれるようになって。 2人だった年すらあったのに今年は13人の講師が集まってくれて。 Rubyを取り入れてみたり、SVNだったバージョン管理をGitにしたり、 TDD回してみたり、リーンキャンバス書いてみたり。 仲間の力ってすごい。一人じゃできなかったことがたくさんできた。

配属前の最初の研修を契機に、みんなが色んなことを考えるようになった。 広く浅く求められる知識のこと。配属後にぶち当たる壁のこと。 この辺をなんとかどーにかするために、 「入社した人たちが5年目にどんなエンジニアになってほしいか」 を考える研修委員会が発足した。

以来、配属前の開発体験研修と、配属後の通期の研修を実施している。 社内のプロたちに通期研修をお願いして、反応は上々だ。 しかも、講師の皆様からは、 業務の片手間にもかかわらずクオリティの高い資料があがってくる。 おおむね、「これでいいですか」「忙しかったんで、スミマセン」と恐縮しながら。 全員にお歳暮贈ってまわりたいくらいありがたい。

オフィシャルになって一番良かったのは、堂々と評価対象にしてもらえること。 だから人にお願いしやすいし、講師も引き受けてももらいやすくなったと思う。

そんな来年の研修委員会は「がんばりすぎない」が目標。 みんな優秀だから各々偉い立場になっちゃったし、半数は任期で辞めちゃうから、 次のメンバーのためにも、ラクして運営していく方法を模索する半年にしたい。

遅くなりましたが 新人研修Advent Calendar 2014 のエントリのつもりでした。 みなさまよいおとしを!